「一般質問」と「限定質問」を使い分ける

会話術・雑談力

■この記事では、

1「オープン質問(一般質問)」と
2「クローズド質問(限定質問)」

についてお伝えします。

「オープン質問」と「クローズド質問」

■前の記事で、

1「オープン質問(一般質問)」と
2「クローズド質問(限定質問)」について

●オープン質問(一般質問)
「サッカーのWカップでどの国が
優勝すると思いますか?」
「Wカップで日本はどんな成績を
残すと思いますか?」

●クローズド質問(限定質問)
「サッカーのWカップで日本は
予選突破すると思いますか?」
「日本とコロンビアどちらが
勝つと思いますか?」

を例としました。

■このように

「オープン質問(一般質問)」は、

相手に自由な回答を求める自由回答式な
質問のことです。

「何が」「なぜ」「どのように」という
言葉が含まれることが多いです。

「クローズド質問(限定質問)」は、

「YES」か「NO」で答えられる質問
選択から選んでもらう質問
端的に答えられる質問

のことです。

2つの質問から会話が始まることが多い

■私自身は、

この2つの質問を使いこなせるように
なったら、

本当に人生が変わると思っています。

実のところ、

この2つは営業や会話系の本やセミナーで
紹介されたり、
説明されることが多いのですが、

本当に深いところまで突っ込んで
説明されることも少ないと感じています。
(私のメルマガでも今のところは
すごく浅いですが・・・)

■私はこの2つが重要だと思う理由は

会話の多くは、この2つの質問から
はじまることが多く、

そして、

人生ツアーコンダクターが伝えている
「話し方を変える」では、

「人が話したことは突っ込みを
 入れて欲しいこと」

ということを
「傾聴」のポイントとしてお伝えしています。

■会話の最初で

相手の話の1つ目を引き出したら、

基本的には
「相手に突っ込みを入れ続ける」

ということを基本スタイルと
しているため、

最初の段階で方向性を決めることが
重要になってくるのです。

■なので、

はじめのの質問で

オープン質問(一般質問)
クローズ質問(限定質問)

のどちらを選ぶか

さらに、その質問の中身を
どんなものにするかが

極端にいうと
そのときの会話の全体の流れを

決めてしまうといっても
過言ではないのです。

■もちろん、

会話が思わぬように進んでしまうことも
ありますが、

そのときに流れをもとに戻すためにも

オープン質問(一般質問)と
クローズ質問(限定質問)は、

使うことができます。

一般質問と限定質問を掘り下げる

■この項では

もう少し掘り下げて話をしようと思います。

例えば、

夜21時から日本対コロンビア戦がある日の夕方に
誰かと会話をすると想定します。

そして、あなたはサッカーの話をしたいと
何となく思っています。

このときに、

1「オープン質問(一般質問)」と
2「クローズド質問(限定質問)」を使うとして

どんな質問ができるか考えてみましょう。

■まずは、

「オープン質問(一般質問)」です。

●サッカーの日本代表についでどう思う?
●サッカー選手で誰が好き?
●スポーツって何が好きなの?
●今日仕事終わったら何するの?
●TVって普段何見てるの?

■そして、

「クローズド質問(限定質問)」です。

●今日のサッカーの日本戦みますか?
●サッカーに興味がありますか?
●サッカーのWカップに興味がありますか?
●スポーツ見るの好きですか?
●今日の夜テレビをみますか?
●今日は直接家に帰りますか?

話を意図している方向に持っていくには?

■この2つの質問のポイントの1つとして、

「オープン質問(一般質問)」は、

話が意図してる方向と違うところに
言ってしまう可能性が高くなる

「クローズド質問(限定質問)」は、

話を起動している方向に
持って行きやすい。

ということが言えます。

■そして、それぞれの中にも、

自分が意図している方向に
話を持って行きやすい質問と

そうでない質問がある。

また、相手との関係性

(「親しい友達」と「知り合ったばかりの人」
「会社の上司」と「同僚」など)

によっても使う質問(使える質問)が
変わってきます。

オープン質問の答えを予想する

■この項では、

前項で考えた「オープン質問(一般質問)」について
どんな答えが返ってくるか予想しましょう。

【サッカーの日本代表についてどう思う?】
●監督変わって大変だけど、
今日の試合がんばって欲しいよね。
●最近、親善試合とかでも勝ってないよね。
●昔のほうが強かったよね。
●最近の日本代表については知らないな。
●ごめん、サッカーに興味なくて

【サッカー選手で誰が好き?】
●大迫選手が好きかな。
●メッシが好きだよ。
●日本代表の試合は見るけど、
誰が好きというのはないかな。
●サッカー選手?ごめん、詳しくなくて。

【スポーツって何が好きなの?】
●私は、サッカーが好きです。
●そういえば、今日日本戦あるね。
●私は、野球が好きです。
●球技が全般好きかな。
●私スポーツ嫌いなんだよね。

【今日仕事終わったら何するの?】
●家に帰ってから日本戦みようと思ってる。
●家に帰ってTVでも見ようかなー。
●今日は、友人と飲みにいくよー。
●今日は、夜遅くまで残業だから・・・
●私のことはいいけど、あなたは何するの?

【TVって普段何見てるの?】
●サッカーをよく見るよ。
●スポーツを見るかな。
●バラエティーが好きかな。
●TVをそもそもあまり見ないんだよね・・・

■「オープン質問(一般質問)」は、

話が意図してる方向と違うところに
進んでしまう可能性が高くなる

という特徴があります。

今回の回答は、

上から順番に質問者が回答として求めていること
と思われることから並べています。

わかってもらえると嬉しいのですが、
すでに会話の方向性がバラバラです。

自分が質問して相手が回答しているだけ

つまり、2つの発言だけでも
ここまでの違いが生まれてしまうのです。

簡単なことから始める

■ある意味では、

この無限の可能性があるのが

会話の楽しいところでもあり、
奥深いところなんですが、

自分の意図した方向に話を進めたい
という前提で考えると

特に工夫なく最初の質問をすることは、

運を完全に天に任せてしまうよなものです。

■本音ベースでいうと、

「オープン質問(一般質問)」を使って

意図した方向に話を持っていくことが
できないわけではないですが、

それには、

かなり質問を上手く使えるようにならないと
難しいことです。

最初から難しいことに挑戦するのではなく、

「クローズド質問(限定質問)」も
上手く組み合わせて使っていきましょう!

簡単なことからはじめて、
難しいことに挑戦していく

これは、何を身に着けるときにも
基本となります。

クローズ質問の答えを予想する

■この項では、

「クローズド質問(限定質問)」について
どんな答えが返ってくるかの予想です。

【今日のサッカーの日本戦みますか?】
●見ますよ。
●飲みに行く予定だから見ません。

【サッカーに興味がありますか?】
●ありますよ。
●あまり興味がありません。

【サッカーのWカップに興味がありますか?】
●うん、ありますよ。
●サッカー詳しくなくて。

【スポーツ見るの好きですか?】
●好きですよ。
●見るよりやるほうが好きです。

【今日の夜テレビをみますか?】
●サッカーの日本戦あるよね。
●最近TV見ないんだよね。

【今日は直接家に帰りますか?】
●はい、仕事終わったらすぐ帰ります。
●今日は、映画見て帰ろうかと思って。

■このように、

「クローズド質問(限定質問)」は、
「オープン質問(一般質問)」と比べて、

話の流れが意図と違う方向に
行ってしまう可能性が低くなります。

「クローズド質問(限定質問)」にも
いくつか種類があって、

・「YES」か「NO」で答えられる質問
・選択から選んでもらう質問
・端的に答えられる質問

があります。

どちらがコントロールしやすいか

■今回例示した質問は、

「「YES」か「NO」で答えられる質問」

だったので、

相手の答えが基本的には、
「YES」か「NO」の2択で返ってきます。

前の号でお伝えした通り、

「オープン質問(一般質問)」は、

少し考えただけでも3つ以上の
答えが返ってくる可能性があります。

■「クローズド質問(限定質問)」の
「YES」か「NO」で答えられる質問は、

相手から返ってくる可能性がある
答えは2つ。

「オープン質問(一般質問)」は、

相手から返ってくる可能性がある
答えは3つ以上。

どちらが会話をコントロールしやすいかは
明白ですよね。

「クローズド質問(限定質問)」は、
話をコントロールはしやすくなりますが、

話の広がりがなくなってしまうという
デメリットもあります。

なので、やはり

「オープン質問(一般質問)」と
組み合わせて使うのが有効です。

「相手との関係性」と「相手の情報」

■ここで質問の内容に影響を与える

大きな前提条件みたいなことを
2つお伝えしておきます。

1つは、

相手との関係性

(「親しい友達」と「知り合ったばかりの人」
「会社の上司」と「同僚」など)

によっても使う質問(使える質問)が
変わってくる

ということです。

そして、もう1つは、

相手のことについて
あなたが知っている情報によって

質問が大きく変わってくるということです。

知っているは、持っていると置き換えても
いいかもしれないです。

■前項までで

お伝えした質問の内容は、

この2つをあまり前提にいれないで
作成しました。
(それでもある程度関係性が
入ってしまってますね。すみません!)

ただし、

実際の会話のときには
この2つが前提がほぼ必ず関わってきますよね。

ほとんどの場合は、
この2つの前提を無意識に判断して

会話をしています。

恐らく、同じ内容を聞くとしても
自分の上司と仲間に聞くのでは

少し質問の仕方が変わってきます。

相手について知っている情報

■そして、

今回強調しておきたいのは

「相手のことについて
あなたが知っている情報」

についてです。

実のところ

この

「相手のことについて
あなたが知っている情報」が

多いか少ないかによって、

あなたが発する質問のパターンの
数は多くなったり、少なくなったり
しているのです。

無意識でやっていて意識していない

■すごく単純に説明すると

たった1つ「相手がサッカーが好き」
という情報を持っているだけで、

今回のサッカーを話題にするときに
想定できる質問の数は減りますよね。

サッカーを好きなのはわかっているのだから、
当たり前ですが、

いきなりWカップの話をすれば
よいはずです。

ここで

「サッカーに興味がありますか?」とか
「サッカーのWカップに興味がありますか?」
とかは、

普通に考えると聞くまでもないですよね。

■このように

「相手のことについて
あなたが知っている情報」によって

使える質問が限られているから

本当は複数ある質問を意識することなく
無意識で質問ができるのです。

そして、普段は無意識でやっていて
意識していないというのが、

質問を上手く使おうと思ったときに
壁になってくるのです。

無意識だから覚えていない

■無意識でやっていることが

どうして上手く使おうとする
ときの壁になってくるかというと

無意識でやっているために

会話が上手くいったとしても
上手くいかなかったとしても

覚えていないからです。

■前号でお伝えした通り、

ある質問をしようとするときに

「相手のことについて
あなたが知っている情報」によって

使える質問が限られてきます。

つまり、

相手の情報をより多く知っていれば
ある会話で使える質問は自然と絞られる

ことになります。

このところ、例で使用している
サッカーのことでいえば

「質問する相手のサッカーについての情報」を
あなたがどれくらい知っているかによって、

使える質問の数は減ることになります。
(つまり、コントロールしやすくなる)

質問するまでに知っている情報が鍵

■このように考えると

あなたが質問をするまでに
「質問する相手が持つサッカーについての情報」を

多く得ることができていれば、
上手くいっている。

多く得ることができていなければ、
上手くいっていない

と考えることができます。
(少し強引になりますが・・・)

■ここで問題になるのは

上手くいっているパターンでも
上手くいっていないパターンでも

なんでサッカーの情報を多く得られて
いるのか

またはサッカーの情報を多く得られて
いないのかを

無意識でやっているために
説明できないことが多いということです。

無意識でやっているから人にも伝えづらい

■つまり、

上手くいっている人も
上手くいってない人も

無意識でやっているため、

上手くいっている人から
上手くいってない人に教えたりするのが

とても難しいのです。

恐らく、

会話(質問)が上手な人は

無意識でも、相手の情報を多く集めることが
上手くできている人です。

そして、

会話(質問)が苦手な人は
何かしらの理由で、相手の情報を多く集めることが
上手くできていない人なのです。

■なので、

この普段は、無意識で行われているがために
人から人に教えづらいものを

なるべく意識してわかる状態にして、

質問(会話)を上手くなりたい人に
お伝えしようと

人生ツアーコンダクターでは
試みているのです。

聞き方によって相手が答えづらくなる

■オープン質問は、

自由回答で一言で答えられないようなことも
回答してもらうことができるので

より多くの情報を収集できたり、

その人の本音に近い回答を得ること
ができます。

使うときの注意点としては、

聞き方によっては
相手が答えづらくなってしまうということです。

例えば、

「あなたにとっての問題はなんですか?」
という質問は、

ときと場合によりますが、
あまりに開かれすぎているために

聞かれた人も答えるのに困って
しまうことが多いような質問です。

「事実を尋ねる質問」と「意見を尋ねる質問」

■このオープン質問のデメリットを
少しでも減らすために

オープン質問を

「事実を尋ねる質問」と
「意見を尋ねる質問」に

分けて考えるといいと
言われています。

事実を聞く質問は
「この一カ月間で、あなたが
嫌だと思ったことは何ですか?」

「今朝何を食べました?」

のように実際にあった事実を聞きます。

事実について尋ねられたことは
基本的に答えやすくなります。

■意見を訪ねる質問は

「昨日の起こった問題についてどう思いますか?」

「朝食を食べない人についてどう思いますか?」

などのように相手の意見を尋ねます。

意見について尋ねられたことは
基本的には答えづらくなります。

「事実を尋ねる」→「意見を尋ねる」

■なので、

オープン質問を使うときには、
はじめは事実について尋ねる質問を
使って、

徐々に意見を尋ねる質問を使うと
よいと思います。

  1. オープン質問(事実を尋ねる)
  2. オープン質問(意見を尋ねる)

の流れを覚えておいてください。

事実を尋ねるオープン質問

■何かの質問をするときに

事実について聞かれたことは
比較的答えやすいので

まずは、

事実を尋ねるオープン質問をします。

「昨日、会社が終わってから
何をしましたか?」

そして、

相手から

「昨日は、サッカーの日本戦を
TVでみました」

と返ってきたとします。

前号では、このあとに
意見を訪ねるオープン質問をすると

お伝えしましたが、

実のところ

意見を訪ねるオープン質問の前に
意見を訪ねるクローズド質問をすると

会話がスムーズに運びます。

意見を訪ねるクローズド質問

■例えば

今回の会話でいうと

「次の試合日本は勝つと思いますか?」
のように質問します。

この質問は、YESかNOで答えられる質問
なので、クローズド(限定)質問です。

そして、意見を聞いていますよね。

この質問について相手から

「勝つと思います」など
の回答が返ってきたら、

次に、

「決勝トーナメントで活躍する選手は
誰だと思いますか?」

「日本はどんな試合運びをすると
思いますか?」

などのように

意見を訪ねるオープン質問を
します。

オープン(事実)→クローズド(意見)→オープン(意見)

■このように

オープン質問(開かれた質問)の
相手が答え辛い場合がある

という特徴を補うために

比較的回答がしやすい
クローズド質問(限定質問)を
織り交ぜて

  1. オープン質問(事実を尋ねる)
  2. クローズド質問(意見を尋ねる)
  3. オープン質問(意見を尋ねる)

とすると、

会話がスムーズに進めることができます。

この記事のポイント

  • 質問を使い分けられると
    会話力が抜群にアップする。
  • 1「オープン質問(一般質問)」は、
    「何が」「なぜ」「どのように」が含まれる 
    る自由回答式な質問のこと。 
  • 2「クローズド質問(限定質問)」は、
    「YES」か「NO」で答えられる質問
    選択から選んでもらう質問
    端的に答えられる質問
    のこと。
  • はじめの質問が
    会話全体の流れを決める。
    だから、はじめの質問が大事。

 

  • 「オープン質問(一般質問)」は、
    話の流れが意図と違う方向に
    行ってしまう可能性が高い。
  • 「クローズド質問(限定質問)」は、
    話の流れが意図と違う方向に
    行ってしまう可能性が低い。
  • 普段、無意識でやっている選択を
    意識してやることが大事。
  • 「オープン質問(一般質問)」と
    「クローズド質問(限定質問)」を
    組み合わせて使っていくと
    意図した方向に話を持っていけるようになる。

 

  • 何かを身に着けるときには、
    簡単なことからはじめて、
    難しいことに挑戦していくようにする。
  • 「クローズド質問(限定質問)」にも
     デメリットはあるので、
    「オープン質問(一般質問)」と
     組み合わせて使うとよい。

 

  • 質問の内容に影響を与える
    2つの前提がある。
  • 1つは、質問する相手とあなたの
    関係性(役職・親密度など)
  • もう1つは、相手のことについて
    あなたが知っている情報
  • 通常の会話ではこの2の前提があるために、
    使える質問の数が無意識で絞られる。
  • ある状況で質問をするときに
    使う質問を絞ることは無意識でやっている。 
  • 無意識でやっていることが、
    質問(会話)を上達させようとするときの
    壁になる。

 

  • 質問(会話)は、上手い人も苦手な人も
    無意識でやっていることが多いため、
    人に説明するのが難しいからである。
  • 無意識でやっていることを
    意識してできるようになれば、
    人に教えることもできるようになる。

 

  • オープン質問(開かれた質問)は、
    「何が」「なぜ」「どのように」が含まれる 
    自由回答式な質問のことです。 
  • オープン質問(開かれた質問)は、
    相手が答え辛い場合がある。
  • 事実を尋ねる質問と
    意見を訪ねる質問に
    分けて考えるよい。
  • 事実を尋ねる質問は比較的答えやすい。
  • 事実を尋ねる質問は比較的答えづらい。
  • クローズド質問も組み合わせた
    以下の流れがよい。
    1.オープン質問(事実を尋ねる)
    2.クローズド質問(意見を尋ねる)
    3.オープン質問(意見を尋ねる) 

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